スピーカー。

　スピーカーは、いうまでもなく音の出るトコロ。オーディオ機器の中でももっとも重要な位置を占める機材といっても過言ではありません。ぼくは以前、FOSTEXの10センチフルレンジスピーカーユニット「FE107E」を同じくFOSTEXのスピーカーボックス「E102B」に入れて聴いていて、特に不満もまったく感じていなかったのですが、FOSTEXから今年6月に限定品のフルレンジスピーカーが発売されたのを機に、それを導入することにしました。


　購入したのは、「MG100HR」という機種。400台限定で発売されたもので、口径は10センチ。純マグネシウム製の振動板が特徴です。


　背面のマグネットはずいぶんと大きなものがついています。


振動板は「HR振動板」とかいう、複雑に波打った形状が採用されています。見れば見るほど不思議な形をしています。


　「MG100HR」に適合するスピーカーボックス「YK100MG」がほぼ同時に発売されたので、そちらも購入しました。このスピーカーボックス、スピーカー本体よりも高価です…。色はヴァイオリンレッドという優雅な名前のつけられた濃い赤色。さすがに造りはしっかりしています。正面のネットも付属しています。


　正面下部には、金色に輝く「FOSTEX」のロゴが。バスレフのダクトにはフェルトが張られているという凝りようです。どんな効果があるのかはよくわかりませんが。（汗


　背面にはバナナプラグ対応の金メッキされたスピーカー端子がついています。


　組立て自体はとても簡単です。取り付け済みのスピーカーケーブルをスピーカーユニットに挿し込み、取り付け穴に落とし込んでねじ止めするだけ。


　装着完了。左右2本で15分もあれば完成です。


　前任者（？）のFE107E+E102Bと並べてみました。ちょっとスリムで背高のっぽです。仕上げの差は、さすがに値段が違うだけのコトはあります。


　もうかれこれ、3ヶ月近くこのスピーカーを使っていることになります。音は金属製振動板だからといってやたらにキンキン鳴ることもなく、大変よい感じです。っていうか、これだけの値段で音がよくなかったら暴れます。何せ貧弱な耳の持ち主なので、オーディオ雑誌に見られるような気の利いた表現は思い浮かばないんですが…。とりあえず、価格からくる心理的側面も含め、評価は満点です。

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